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環境学 (リレー授業)

前期 (配当学年)全回生 (対象学生)全学向

(授業の概要・目的)
  環境問題は、危急の世界的課題として、広く認識されているが、日本においては、公害問題等は一定解決し、日々の生活では実感が薄くなってきている。他方、多くの途上国では、地域及び地球の環境問題が同時に深刻化し、暮らしの持続可能性を脅かすに至っている。それらの実態を把握した上で、様々な視点で環境問題に対応することは、特に、本学で学び、将来社会において活躍する学生のみなさんにとって、必ず求められるものとなるだろう。
 しかし、環境問題は、その背景やメカニズムを含め、非常に多くの要素が絡み合ったものであり、正確に問題の所在を理解し、解決に向けた対策を打つことは、簡単ではない。さらに、様々な情報や視点が存在するため、時に相反する選択肢がある中で主観的・客観的に物事を判断していくことを求められるケースもあるだろう。
 そのような状況で重要と考えられるのが、地球や自然、人間や社会の成り立ちにまで根ざした知識や思考力、それらをベースに環境問題の実態を把握する能力やセンス、そして過去や他の事例を学びつつ環境問題の解決を目指す想いや力などである。
 そこで、環境問題について俯瞰的に学ぶ機会となるような講義を行う。環境問題に関する基礎的知識を身につけるため、各論を学ぶにあたっての導入的な位置づけとしてなど、文理問わず、多くの学生のみなさんの環境問題の理解や関心につながる内容を目指す。

<詳細はKULASISのシラバスを参照ください>