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全学共通科目

健康科学 I (health Science I)

前期・後期(リピート授業) (配当学年)全回生 (対象学生)全学向

(授業の概要・目的)
 肥満症、がん、冠動脈疾患、脳血管障害、糖尿病、認知症、骨粗鬆症などライフスタイルがその発病や進行に大きく影響する「生活習慣病」に関して、その発症原因や病態、運動・栄養の予防医学的役割を学び、「生涯現役、死ぬまで元気」を実践するための基礎知識を習得する。
 本学の卒業生は、座業時間が長く運動不足になりやすい職業、精神的ストレスの多い職業、就労時間が不規則になりがちな職業に就くことが多いとされており、この意味ですでに「生活習慣病予備群」である。上記に示した疾患は、遺伝的要素が強い場合など生活習慣とは無関係に生じる場合もあるが、生活習慣病を発病しにくいライフスタイルを少しでも取り入れる努力は重要である。巷間には無数の「健康法」があふれているが、本講義では現在の医学水準からみて標準的な予防・対策について講義する。

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環境学 (リレー授業)

前期 (配当学年)全回生 (対象学生)全学向

(授業の概要・目的)
  環境問題は、危急の世界的課題として、広く認識されているが、日本においては、公害問題等は一定解決し、日々の生活では実感が薄くなってきている。他方、多くの途上国では、地域及び地球の環境問題が同時に深刻化し、暮らしの持続可能性を脅かすに至っている。それらの実態を把握した上で、様々な視点で環境問題に対応することは、特に、本学で学び、将来社会において活躍する学生のみなさんにとって、必ず求められるものとなるだろう。
 しかし、環境問題は、その背景やメカニズムを含め、非常に多くの要素が絡み合ったものであり、正確に問題の所在を理解し、解決に向けた対策を打つことは、簡単ではない。さらに、様々な情報や視点が存在するため、時に相反する選択肢がある中で主観的・客観的に物事を判断していくことを求められるケースもあるだろう。
 そのような状況で重要と考えられるのが、地球や自然、人間や社会の成り立ちにまで根ざした知識や思考力、それらをベースに環境問題の実態を把握する能力やセンス、そして過去や他の事例を学びつつ環境問題の解決を目指す想いや力などである。
 そこで、環境問題について俯瞰的に学ぶ機会となるような講義を行う。環境問題に関する基礎的知識を身につけるため、各論を学ぶにあたっての導入的な位置づけとしてなど、文理問わず、多くの学生のみなさんの環境問題の理解や関心につながる内容を目指す。

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ILASセミナー :障害とは何か

前期 (配当学年)1回生 (対象学生)全学向

(授業の概要・目的)
 この授業のタイトルをみて、「京大で障害を学ぶ? どういうこと?」と思った人はありませんか。一般的に、障害や障害者というと福祉やボランティアというイメージがあり、そもそも学問になるのか、という疑問をもつかもしれません。ただ、現在、障害を切り口にした、新しい学問の潮流が創出されつつあります。それは、「障害学(Disability Studies)」とよばれる学問で、障害を「個人モデル」という捉え方から「社会モデル」という捉え方へと変えるパラダイムシフトをベースに、人間や社会の理解を根本から変えていこうとする試みです。「どういう意味だろう?」と疑問をお持ちのあなた、一緒に学んでみませんか。教員からの講義だけでなく、ディスカッション、フィールドワーク、ゲストトーク、学生による発表を組み合わせた少人数ゼミで、知識や経験は一切不問です。文系・理系を問わず、意欲あふれる学生の参加を歓迎します。

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