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総人科目・全学共通科目

生活習慣と生体機能障害(Lifestyle and Human Body Dysfunction)

(配当学年)1-4回生 (開講年度・開講期) 前期・後期(リピート授業)

総人科目「生活習慣と生体機能障害(人体の構造と機能及び疾病)Lifestyle and Human Body Dysfunction (Human Body Structure, Function and Diseases)」との相乗り授業

(授業の概要・目的)
林が担当する「健康科学Ⅰ」の講義内容を、最新の知見の紹介や文献の抄読を織り交ぜ、医学的考察やディスカッションを加えながらより深く学習することを目的とする。「健康科学Ⅰ」の先立っての受講は必須ではないが、両方の講義を履修することで、生活習慣病に関する基本的な教養知識のより明確な把握が可能である。
(到達目標)
糖尿病、高血圧症、脂質異常症、肥満症、骨粗鬆症など、日常のライフスタイルがその発病や進行に大きく影響する「生活習慣病」に関して、なぜ生活習慣がこれらの疾患の誘引となるのか、どのような病態を示すのか、どのように予防対策をたてるべきか、罹患した場合はどのように治療を行うのかについて理解する。
(授業計画と内容)
原則として、以下のトピックスを、フィードバックを含めた全15回の授業で、各1~2回の授業で説明する。ただし、最近の話題や新しい知見、受講生のリクエストなどに対応してトピックスを追加したり、順序を入れ替えることがある。授業の進行が必ずしもトピックスの番号順にはならないため、毎回の授業時に次回の授業の内容を予告する。

1.体重測定を利用した適正体重の管理(「はかるだけダイエット」とその理論)
2.日本の若年女性の「痩せすぎ」傾向とその弊害(「オランダ飢饉」に注目して)
3.予防・早期発見・早期治療が可能な癌としての子宮頸癌
4.健康食のガイドライン(食事バランスガイド、Healthy Eating Plate法、3群点数法など)
5.日本の「管理職」の健康状態(「自分自身の心身を守る」意識と準備の重要性)
6.動脈硬化性疾患と心血管危険因子に対する生活習慣の意義
7.健康増進のための運動方法 最近の動向を含めて(高強度運動、間欠運動の推奨など)
8.運動による突然死を防ぐ(メディカルチェック、AEDの有用性など)
9.平均寿命と健康寿命(ロコモやフレイル、サルコペニアとの関連において)
10.血縁者の健康法を取材して自分の健康法を考える

上記以外にも、種々の癌や難病、感染症、先天性疾患等についても授業の中で言及する。
フィードバック方法は別途連絡する。

<詳細はKULASISのシラバスを参照ください>